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London Calling/The Clash

Posted by SHEENA on 26.2012 PUNK 0 comments 0 trackback
3大ロンドンパンクといえば「SEX PISTOLS」「The Damned」そして今回レヴューを書かせていただく「The Clash」。
1970年代中期、過去のあらゆるもの、権力、未来までも否定し、今ここに自分が存在している事のみを武器にした音楽パンクロック。テクニック主義になりつつあった音楽シーンに反発し、全てを壊しにかかったパンクロック。悪そうなイメージがあるでしょうし(実際悪そうですが…)苦手な方もいらっしゃるでしょうが、僕はパンクロックを聴くとなんとなく「別にいいんだよ」と言われている気がして、少し安心します。
初めてSEX PISTOLSのライブ映像を観たときは衝撃を受けたものです。
初めに挙げた3つのバンドは3大ロンドンパンクと言われておりますが、真にパンクだったのはSEX PISTOLSのみじゃあ無いかと僕は勝手に思ってます。The Damnedはそもそもパンクに属されるのを嫌っていたみたいですし、60'ガレージの匂いもしますし、実際メンバーが60'ガレージのフォローバンド(「Naz Nomad & Nightingales」痺れます!)をしていました。The Clashも前身バンドはパブロックバンド(「The 101ers」これまた痺れます!!)でしたし、最初期はまだしも、レゲエやダブ、ロカビリー、グランジ、新しく出てきたニューウェーブなどを取り入れ変化していきます。
今回取り上げている「ロンドンコーリング」は3枚目のアルバムにあたり、The Clashがパンクから新境地に向かい始めたアルバムです。「あんなものはパンクじゃない」と毛嫌いするPUNKSもいるのですがいいものは良い。この際パンクであろうが無かろうが知ったこっちゃ無い、いいものは良いのです。
1、2枚目の雰囲気も残しつつ、様々な音楽を取り入れ、よりPOPで色鮮やかになったこのアルバムは、何度聴いていても飽きが来ません。パンクと言う言葉や、もはや一人歩きしているあのジャケットだけで判断せずに、音楽好きには一度聴いてほしい名盤です。
当時レコードで2枚組み、19曲というボリューム!個人的には捨て曲無し!
一発でやられた3曲目の「Jimmy Jazz」、The Clashらしい12曲目の「Death Or Glory」……うーん選べません。まあ全曲お勧めです!

ジャケットのインパクトはとてつもない!

Gt 宏史



clash.jpg


London Calling/The Clash
ロンドンコーリング/クラッシュ

1. London Calling
2. Brand New Cadillac
3. Jimmy Jazz
4. Hateful
5. Rudie Can't Fail
6. Spanish Bombs
7. The Right Profile
8. Lost In The Supermarket
9. Clampdown
10. The Guns Of Brixton
11. Wrong 'Em Boyo
12. Death Or Glory
13. Koka Kola
14. The Card Cheat
15. Lover's Rock
16. Four Horsemen
17. I'm Not Down
18. Revolution Rock
19. Train In Vain

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