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Gumbo/Dr. John

Posted by SHEENA on 30.2012 BLUES 0 comments 0 trackback
ルイジアナ州ニューオリンズ出身のDrジョン。リズム&ブルースにニューオリンズ独特のリズム、さらにサイケデリックな雰囲気までをごちゃ混ぜにした彼の音楽は、とびきりハッピーなものとなっております。
今回紹介する1972年発表「Gumbo」は彼の原点に立ち返り、ルイジアナ、ニューオリンズのミュージシャンをそろえ、ニューオリンズ音楽の入門的アルバムにしあがっております。

CDをデッキに入れてまず飛び込んでくるのが1曲目「Iko Iko」
ニューオリンズのリズムに軽快なピアノ、すっとぼけた感じがたまらない1曲、結構有名なので聴いた事のある方も多いかと思います。

で、3曲目の「Big Chief」
Drジョンが奏でるチープでやさしいオルガンの音色と口笛、中毒性ありまくりです。

ノリノリになりたければ4曲目「Mess Around」
スネアドラムと飛び跳ねるピアノ、問答無用の1曲です。

Gumboとはごった煮スープのこと。ニューオリンズをそのままごった煮にしてすばらしく濃いスープにしあがっております。

因みに「Iko Iko」はウルフルズの「大阪ストラット」そっくり。「Mess Around」はボガンボスの「見返り不美人」瓜二つです。ウルフルズやボガンボス好きならルーツとして聴くのもまた一興かと…

Gt 宏史



ガンボ


Gumbo/Dr. John
ガンボ/Drジョン

1. Iko Iko
2. Blow Wind Blow
3. Big Chief
4. Somebody Changed The Lock
5. Mess Around
6. Let The Good Times Roll
7. Junko Partner
8. Stack-A-Lee
9. Tipitina
10. Those Lonely Lonely Nights
11. Huey Smith Medley: High Blood Pressure/Don't You Just Know It/Well I'll Be John Brown
12. Little Liza Jane


London Calling/The Clash

Posted by SHEENA on 26.2012 PUNK 0 comments 0 trackback
3大ロンドンパンクといえば「SEX PISTOLS」「The Damned」そして今回レヴューを書かせていただく「The Clash」。
1970年代中期、過去のあらゆるもの、権力、未来までも否定し、今ここに自分が存在している事のみを武器にした音楽パンクロック。テクニック主義になりつつあった音楽シーンに反発し、全てを壊しにかかったパンクロック。悪そうなイメージがあるでしょうし(実際悪そうですが…)苦手な方もいらっしゃるでしょうが、僕はパンクロックを聴くとなんとなく「別にいいんだよ」と言われている気がして、少し安心します。
初めてSEX PISTOLSのライブ映像を観たときは衝撃を受けたものです。
初めに挙げた3つのバンドは3大ロンドンパンクと言われておりますが、真にパンクだったのはSEX PISTOLSのみじゃあ無いかと僕は勝手に思ってます。The Damnedはそもそもパンクに属されるのを嫌っていたみたいですし、60'ガレージの匂いもしますし、実際メンバーが60'ガレージのフォローバンド(「Naz Nomad & Nightingales」痺れます!)をしていました。The Clashも前身バンドはパブロックバンド(「The 101ers」これまた痺れます!!)でしたし、最初期はまだしも、レゲエやダブ、ロカビリー、グランジ、新しく出てきたニューウェーブなどを取り入れ変化していきます。
今回取り上げている「ロンドンコーリング」は3枚目のアルバムにあたり、The Clashがパンクから新境地に向かい始めたアルバムです。「あんなものはパンクじゃない」と毛嫌いするPUNKSもいるのですがいいものは良い。この際パンクであろうが無かろうが知ったこっちゃ無い、いいものは良いのです。
1、2枚目の雰囲気も残しつつ、様々な音楽を取り入れ、よりPOPで色鮮やかになったこのアルバムは、何度聴いていても飽きが来ません。パンクと言う言葉や、もはや一人歩きしているあのジャケットだけで判断せずに、音楽好きには一度聴いてほしい名盤です。
当時レコードで2枚組み、19曲というボリューム!個人的には捨て曲無し!
一発でやられた3曲目の「Jimmy Jazz」、The Clashらしい12曲目の「Death Or Glory」……うーん選べません。まあ全曲お勧めです!

ジャケットのインパクトはとてつもない!

Gt 宏史



clash.jpg


London Calling/The Clash
ロンドンコーリング/クラッシュ

1. London Calling
2. Brand New Cadillac
3. Jimmy Jazz
4. Hateful
5. Rudie Can't Fail
6. Spanish Bombs
7. The Right Profile
8. Lost In The Supermarket
9. Clampdown
10. The Guns Of Brixton
11. Wrong 'Em Boyo
12. Death Or Glory
13. Koka Kola
14. The Card Cheat
15. Lover's Rock
16. Four Horsemen
17. I'm Not Down
18. Revolution Rock
19. Train In Vain

Louisiana Blues and Zydeco/Clifton Chenier

Posted by SHEENA on 13.2012 BLUES 0 comments 0 trackback
ブルースは好きなのだけれども、ケイジャンやザディコについての知識はまったく皆無だった僕は、日本橋にあるレコード屋さんで「ケイジャン、もしくはザディコでかっちょいいやつはどれですか?」という質問をして「ザディコは今店にこれしかない。かっこいいよ」「じゃあそれで」という流れのあとに手に入れたのがClifton Chenier「Louisiana Blues and Zydeco」で御座いました。
「Louisiana」で「Blues」ときて「Zydeco」なら僕が望んでいるものに違いは無いと確信したものです。
で、いまだに知識は少ない僕なのですが「ザディコとはなんぞや」という方も多くおられることと思います。

ザディコ(Zydeco)とは

20世紀初め、ルイジアナの南西部で起こった、主にフランス語を話すクレオール系黒人達が演奏するフォーク音楽。ボタン式または鍵盤式のアコーディオンを主たる楽器として用い、ドラムスの他にラブボード(木製の洗濯板が金属製の楽器に変化したもの)がパーカッションとして大きな役割を担うのが特徴。

wikipediaより抜粋

うん。なるほどね。
すごく簡単に言ってしまうと「アコーディオンをメイン楽器においてバックで洗濯板を使って演奏しているブルース」的な感じです。
フランス系移民がフィドルやアコーディオンをルイジアナに持ち込み出来たダンス音楽が「ケイジャン」で、そこからフィドルを抜いてラブボード(洗濯板)を足したものが「ザディコ」という認識です。

今回紹介している「Louisiana Blues and Zydeco」はザディコキングの一人であるClifton Chenierの1stアルバムで、ノリも良くとっつきやすい一枚です。1曲目の「Zadeco Sont Pas Sale」からアコーディオンとラブボードの魅力に引き込まれること間違いなし!ブルース好きの方には特にお勧めです。

追記

ケイジャン、ザディコについて「ここが間違ってるよ」「お勧めのミュージシャンがいるよ」という方は是非教えてください!お願いします!

Gt 宏史

Louisiana Blues and Zydeco


Louisiana Blues and Zydeco/Clifton Chenier

1. Zydeco Et Pas Sale
2. Lafayette Waltz
3. Louisiana Two Step
4. Clifton's Waltz
5. Louisiana Blues
6. Hot Rod
7. Banana Man
8. Ay-Tete-Fee
9. It's Hard
10. I Can't Stand
11. I Can Look Down At Your Woman
12. Accordion Boogie
13. Banana Man (Take 2)
14. Ay, Ai Ai
15. Clifton's Blues (Where Can My Baby Be)
16. Let's Rock Awhile
17. Elmore's Blues
18. Clifton's Two Step
19. Zydeco Et Pas Sale (Take 1)


Meek Warrior/Akron/Family

Posted by SHEENA on 05.2011 ロック 0 comments 0 trackback
Akron/Family(アクロンファミリー)がバンド名で、Meek Warrior(ミークウォーリア)がアルバム名です。
多彩な楽器を操りまくる4人組(今は3人か…)のグレイトフルセッションバンド。
前作ではフォーキーでアコースティックなイメージでしたが、今作はエレキもバンバン使用し、まさに「The・バンド」という爽快感と一体感があります。キレイな旋律からの大合唱からの爆音ノイズからの…と展開もめまぐるしく、それでいて一体感があり、聴いていてとても気持ちが良い!SHEENAのスタジオを作る時のBGMにしておりました。
アルバム全体を通してお勧めですが、特筆すべきは今作の良さが凝縮された一曲目「Blessing Force」。
もうテンションが上りまくります。
「Moment」の気持ちのいいリフ→ノイズの流れもしびれます。
ノイズとか書いてますが本当に美しい旋律の曲のあったりとバラエティ豊かで、イメージを伝えて(「赤い感じ」とからしいです)セッションを繰り返して作っているのが、ひしひしと伝わります。
全ての方にお勧めしますが、僕的には「Battles」とか「PHISH」とかが好きな方ならツボにはまると思っております。お勧め必聴盤!!

Gt  宏史



アクロン


Meek Warrior/Akron/Family
ミークウォーリア/アクロンファミリー

1. Blessing Force
2. Gone Beyond
3. Meek Warrior
4. No Space In This Realm
5. Lightning Bolt Of Compassion
6. The Rider (Dolphin Song)
7. Love And Space
8. Awake
9. Moment
10. We All Will
11. Future Myth
12. Dylan Part II
13. Oceanside
14. Raising The Sparks



Fraternity Years/Mouse & the Traps

Posted by SHEENA on 27.2011 60’ガレージ 0 comments 0 trackback
60年代後半に入ると、バンドキッズの増殖&バンド楽器や機材などの進化により、多彩な音楽性のアーティストがバンバン出てはバンバン消えていきました。60'sガレージの魅力は「超下手くそ&やけくそ高校生達による初期衝動そのものバンド」から「最先端を駆使したエレクトロニカ、アーティスティック…もはや呪いのようなアシッドパンク」まで幅広く、かつ自由な音楽性だと思うのです。
今回紹介するバンドを一行で説明すると
「60'sガレージの全てを詰め込んでVoにボブディランを招いたようなバンド」
字に起こすと変な感じですが、間違ってはいないはずです。

Fraternity Years/Mouse & the Traps

特に1曲目「A Public Execution」は完全にボブディランの「Like A Rolling Stone」です。
議論の余地は有りません。僕の頭の中の小人会議では満場一致で「ちょっとテンションの高いLike A Rolling Stone」という事になっております。必聴!
2曲目はガレージパンクらしくテンションのさらにアップ!特にミョンミョン鳴るギターソロが秀逸!
他も素晴らしい曲が揃っております。
全ての60'sガレージファン、小さなことは気にしないボブディランのファンの方におすすめです。

Gt 宏史



まうす


Fraternity Years/Mouse & the Traps

1. A Public Execution
2. Maid Of Sugar, Maid Of Spice
3. Nobody Cares
4. Cryin' Inside
5. I'm A Man
6. Lie Beg Borrow & Steal
7. I've Got Her Love
8. I Am The One
9. Like I Know You Do
10. Sometimes You Just Can't Win
11. All For You
12. Do The Best You Can
13. Look At The Sun
14. You Don't Love Me (You Don't Care)
15. Promises Promises
16. I Satisfy
17. Requiem For Sarah
18. L.O.V.E. Love
19. Ya Ya
20. Good Times
21. Hand In Hand
22. You Are My Sunshine
23. I Wonder Where The Birds Fly
24. Mohair Sam
25. As Far As The Sea